美濃和紙の製造工程
1.原料(樹の皮)
2.川晒し(水漬け)
3.煮熟(煮る)
4.塵取り
5.打解(叩解:こうかい)
6.抄紙(紙漉き)
7.乾燥
8.裁断

 美濃和紙の歴史は「正倉院文書」によれば、当時の戸籍用紙等が美濃和紙であったことが記されていることから、天平九年(今から約1300年前)頃と推定されます。
 美濃和紙の特徴は紙面に漉きむらがなく、薄い紙でも布のように丈夫でしかも美しいということです。古来より障子紙をはじめ保存文書等に使用されているところからも、紙質の優秀さがうかがえます。