月刊「岐阜県商店街だより」に掲載しているニュースを中心に取り上げて参ります。

平成26年度

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3月号より

出店数100店でエリアも拡大
SUNDAY BUILDING MARKET

 毎月第三日曜日に、岐阜・柳ケ瀬の日ノ出町商店街を中心に開催されている、「手づくり」と「こだわり」の詰まったライフスタイルマーケット「サンデービルヂングマーケット」も既に6回目となりました。

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▲柳ケ瀬本通りまで拡大

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▲三世代でも楽しめる

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▲店主との距離が近い

 出店者数は、第1回の9月が50店、10月が56店、11月が68店、12月が72店、1月が80店と拡大し、2月の出店数は100にもなってきています。初回から、応募が多く選考により厳選しているくらいの人気ぶりで、既に3月の出店応募は150にも上っているという状況です。出店者の増大に合わせて場所も、日ノ出町だけでなく、柳ケ瀬本通りや劇場通りにまで拡大してきています。
 この出店者の増大は、「手づくり」と「こだわり」に期待する岐阜近辺の生活者のニーズが大きく、同時に、岐阜近辺で「手づくり」と「こだわり」をもったクリエイターの人々の多さを示すものともいえます。
 サンデービルヂングマーケット(巷では「サンビル」と呼ばれているそうです。)の楽しみは、出店者の方と直接お話ができ、その「こだわり」に直接触れることができるという点でしょうか。実際に、サンビルに訪れた女性にお話を伺うと、「いろいろなクリエイターの方の作品を見ることができてとても楽しいですが、それ以上に、お店の方と直接話すことにより、作品に込められた想いや背景に触れることができるのが楽しみです。一つ一つの作品に、ストーリーがあることについて、郊外のショッピングモール等ではあまり感じられにくくなってしまった今、とても新鮮ですね。お店の数が増えているのもわかりますよ。」といった話が聞かれました。実際にサンビルに来たお客様は、サンビルの出店者だけでなく、既存の商店街のお店にも立ち寄る効果もでてきており、店主の方の意識も変わりつつあるようです。
 サンビルでは、「手づくり」と「こだわり」のショップだけでなく、「手づくり」と「こだわり」を実体験する参加型のワークショップも毎回実施されています。2月は、昔の活版印刷を活用したカードづくり(ORGAN活版印刷室)や、キャンドルづくり(Enishi Candle)なども開催されていました。
 日ノ出町商店街では、昨年アーケードを新装したこともあり、他のエリアでもアーケードがあるため、天候が悪くても実施でき、かつ、運営としてもオペレーションしやすいという側面もあることから、出店希望が増えているというのもあるかもしれません。
 もはや、柳ケ瀬の一つの「顔」として定着した感のあるサンビルが、ますます、「手づくり」と「こだわり」の交換場所として商店街を活性化していくことで、新しい出会いが更に期待できると思われます。
【参考となるポイント】
●一貫したテーマ性
●幅広い集客
●商店街の店舗への波及

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3月号より

高山の商店街にこども忍者が忍び入る!
忍者のこどもまち探検

 前日は雪が吹雪くお天気でしたが、当日は青空が広がる中、忍者姿の子供たちや大人たちが商店街の中に突如現れ、何かを探しながらお店の中に忍び入っていくという風景があちこちで見られました。最早、高山の冬の名物とも言える子供対象のイベント「忍者のこどもまち探検」が、今年も更にバージョンアップして開催されました。

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▲まち探検にわくわく

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▲手掛かりからお店を探す

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▲道場主と一緒に修業

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▲おとな忍者に勝つぞー!!

 始めに、参加する子供たちは、高山市商店街振興組合連合会が運営する子育て支援施設「まちひとぷら座かんかこかん」で、忍者となるための修行を行いました。目の修業や耳の修行、敵に見つからないように変身する(例えば岩や電信柱など)修業などを行いました。
 室内での修業が終了すると、グループに分かれたこども忍者たちは、それぞれ最初の道場主の居場所を探す手掛かりを受け取り、「かんかこかん」を後にしてまち探検へと出掛けて行きます。探検の途中で、黒い衣装に身を包んだ黒忍者に見つからないように、周囲の確認は常に怠ることができません。黒忍者と遭遇した場合は、修業で身につけた変身の術でやり過ごします。
 最初の道場主がいるお店が見つかると、こども忍者たちはお店に入り、道場主であることを合い言葉で確認します。合言葉は、こども忍者が「今、何時ですか?」と聞くと、道場主であれば「ほうば味噌」と返ってくるもの。道場主で間違いないこと確認すると、ひだの忍者がしらから与えられた修業を、道場主と一緒にクリアします。修業はグループによって違いますが、例えば「道場主とのじゃんけんに全員が勝利する」というものがありました。もちろん、道場主となっているのは商店街の店主です。最初の修行をクリアすると、道場主から証がもらえます。(証は、お店のスタンプやシールなど)ひとつ目の修行を終えると、ふたつ目の修行が!
 二人目の道場主のお店では、道場主と共に店内の宝物を探す修行でした。それぞれのグループに与えられた「あいうえお」などの頭文字に合ったお宝を5つ探します。道場主も子供たちも「う~ん。」と唸りながら考えていました。見つけ出すことができると、道場主から証がもらえます。
 三人目の「道場主」のお店では、道場主の秘密を聞き出してくることが修行となっていました。また、道場主とこども忍者だけの合言葉を、道場主とあれやこれやと相談しながら決めていました。
 最後の修行は、おとな忍者とこども忍者による旗取り合戦で、敵の旗を先に取った方が勝ちというものです。新聞を丸めた剣で戦うのですが、こども忍者たちの修行への熱い想いと若さで、すぐに大人忍者は負けてしまい、こども忍者の勝ちどきが商店街に響き渡りました。
 その後、拠点である「かんかこかん」に戻った子供たちは、ご褒美のみたらし団子で疲れを癒やしていました。
 この「忍者のこどもまち探検」は、学校を通じて案内が配布され、毎回、定員がすぐに埋まってしまう人気のある企画となっています。また、おとな忍者にお話を伺うと「よくできた内容で、大人として参加していても久し振りに楽しい時間でした。あまり接する機会がない、商店街の店主さんとも話ができるというメリットもありますね。」といった話まで出てきました。ここでふれあった絆で、子供たちが大人を連れて、商店街を賑わせてくれることを願いたいところです。
【参考となるポイント】
●笑いや楽しみが溢れる仕組み
●人と人とのふれあい
●次につながる仕掛け

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2月号より

鬼は外!福は内!
飛騨国分寺節分祭 七福神豆まき巡行

 節分の2月3日の午後から夜にかけて、高山市内の商店街に、七福神とおてもやん、赤鬼・青鬼が豆まきをしながら巡り歩く、「飛騨国分寺節分祭七福神豆まき巡行」が開催されました。元々節分には、飛騨国分寺の「節分星まつり」があり、その中で「豆まき巡行」が行われていましたが、一時実施されなくなってしまいました。そこで、国分寺通り商店街が中心となり、高山市商店街振興組合連合会の協力を得て、平成20年から復活させて実施されています。今では、商店街関係者だけでなく、一般市民のボランティアも協力して盛り上がっています。

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▲かんかこかんに鬼がやってきた!

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▲飛騨国分寺を出発!

 当日は、飛騨国分寺での法供の後、飛騨国分寺を起点に、途中の休憩を挟んで、午後1時過ぎから夜の9時まで、市内を練り歩き続けます。
 午前中は、高山市商連が運営する子育て支援施設「まちひとぷら座かんかこかん」で開かれた節分会に、赤鬼と青鬼が登場!自分たちで手作りした袋に豆を用意して鬼退治をするはずが、いざ鬼が登場すると子供たちはお母さんに抱きついて大泣き!豆まきどころではありませんでした。
 商店街では、赤鬼や青鬼が子供に駆け寄ったり、七福神から福豆をもらったりという風景があちこちで見られました。今年の節分は平日でしたが、市内から多くの親子連れなどが商店街にやってきて、外国人も含めた観光客と共に、節分を楽しんでいました。小さい子供たちは、赤鬼や青鬼の姿に泣き出すことも多く、家族に守ってもらったり、七福神やおてもやんに助けられていました。
 「節分のお祭りなので、家族の健康を願って、子供も連れて国分寺にやってきました。くまなく夜まで練り歩いていただけるので、忙しい人でも、また、昼間仕事のお父さん達も参加できて、有難いですね。外国人観光客の皆さんも、突然現れる七福神や鬼に驚いているようでしたよ。」と、子供と一緒に参加したご家族が話されていました。
 午後から夜まで、高山の商店街には「鬼は外!福は内!」の掛け声と鐘の音が響き渡り、節分ムード一色となりました。
【参考となるポイント】
●季節性を活用
●ボランティアでの商店街活性化
●もれなく、ゆっくり、ふれあい

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2月号より

様々な分野のヒーローが大集合!
岐阜劇場通北商店街ヒーローまつり2

 柳ケ瀬の劇場通北商店街で、昨年開催して大好評だった「ヒーローまつり」が、更にバージョンアップして開催され、いろいろなヒーローが集結しました。

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▲ご当地ゆるキャラの「のぶさま」とパチリ!

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▲大人気だったウルトラ3ヒーローショー

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▲立ち寄るお客様も多数

 商店街のヒーローは、柳ケ瀬商店街のおかみさんたちが集まった「姫の会」。オープニングにはよさこい踊りを披露し、ヒーローまつりがスタート!
 スポーツのヒーローは、もちろん地元のプロサッカーチームFC岐阜。劇場通北商店街の特設会場(空き店舗活用)では、FC岐阜の写真展示とともに、選手たちによるグッズ販売なども開催されていました。
 チアリーダーズのヒーローは、FC岐阜専属のチアダンス・スクール「グリーンエンジェルズ」。キッズのヒップホップダンスのヒーローは、ダンスチームの「バズー」。共にステージに上がった子供たちの切れの良いダンスは、人気を集めていました。
 岐阜のゆるキャラのヒーローは、「お城ロボ」、「のぶさま」。ステージの後は商店街を回り、子供たちと写真撮影をして楽しんでいました。
 柳ケ瀬の新しいヒーローは、「ザ・ヤナッツ」。2014年末に誕生したばかりの、中学生と高校生のご当地アイドルの2人は、まだまだ初々しい姿を残しながらも、若さを振りまいていました。美少女のヒーローは「岐阜美少女図鑑 演舞隊 華美-HANABI-」。息の合ったよさこいパフォーマンスで、元気を振りまいていました。
岐阜の新しい音楽シーンのヒーローは、G2、FALCON、JAAM with DGST。商店街にレゲエのリズムを刻んでいました。
これらのヒーローが高島屋前のステージに集結する横では、子供たち向けのエアー遊具も用意され、多くの家族の行列も出来ていました。
 各商店では、この「ヒーローまつり」にあわせた協賛セールを開催し、店頭では、お客様を呼び込む声掛けも積極的にしており、数多くのお客様が足を止めていました。お店の方にお話を伺うと、「ヒーローまつりで柳ケ瀬に来て頂いた方の中から、少しでもいいのでうちの店に来て頂ければとの気持ちで、破格値の協賛品を出して頑張っています。通常は、柳ケ瀬全体にお客様が少ないという状況が続く中で、こういうイベントをしないと、来て頂くきっかけにならないのは残念ですが、やり続けることが大切なんですよね。」といった頑張る想いがうかがえました。
 「ヒーローまつり」は、子供たちからお店まで、誰もがヒーローになれるチャンスを商店街の中で与えてくれる場となっていました。今後も、次のヒーローたちがどんどん生まれてくる商店街となることを期待したいところです。
【参考となるポイント】
●活躍する舞台づくり
●ポジティブな意識
●集客イベントの最大活用

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1月号より

商店街と共に育ち、商店街に戻ってくる
元気ハツラツ市

 毎月第一日曜に開催されている「元気ハツラツ市」。12月の元気ハツラツ市は、平成26年最後ということで、大変盛り上がっていました。

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▲美味しい珈琲で話も進む

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▲大人気の「あきない餅」

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▲IWGPの棚橋弘至さん

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▲OKBストリート1周年記念

 「オオガキ珈琲フェスティバル」として、OKBストリート(郭町商店街)のクッキングスペースのあるレンタルスペース「ちょいみせキッチン」では、大垣のおいしい水で入れた珈琲を楽しむイベントを開催していました。店内では、ゆっくりと大垣のおいしい水と珈琲の味を楽しむお客様で満員状態でした。
 この珈琲フェスティバルに合わせて、地元大垣商業高校と商店街の菓子店で共同開発したオリジナルお菓子「あきない餅」も発売され、共同開発に参加した高校生が、元気ハツラツ市の中で実際に販売をしていました。この大垣商業高校と地元の菓子店によるオリジナル菓子の共同開発は、4年前から商店街振興組合を介して始まったプロジェクトで、担当の先生にお話を伺うと、「生徒も地元商店街との接点ができ、実際に交流を深めることで、生の勉強ができています。結果的に、生徒が商店街に伺う機会も増えて、お互いにとって成果がありますね。今後も継続していきたいプロジェクトです。」と話されていました。共同開発に参加し、販売の現場にいた生徒さんに話を聞くと、「私達は商品のアイディアを出して、菓子店で具体的に商品化してもらいました。自分たちのアイディアが本当に商品化され、こうやって販売できるのはとても嬉しいです。是非買っていって下さい。」とお勧めされてしまいました。
 会場の中心となる新大橋ステージでは、地元の小学校生徒が参加した人権擁護ポスターコンテストの表彰式、地元幼稚園の園児の踊りの発表、地元小学生によるよさこいソーランの披露なども開催される中、大垣出身のプロレスラーでIWGPチャンピオン棚橋弘至さんに、「奥の細道むすびの地 大垣」交流大使を委嘱するセレモニーも開催され、大垣の商店街で育った人が、大垣のために戻ってきて活動する場として、元気ハツラツ市が役立っていました。
 このほか、クリスマスに向けて、元気ハツラツ市の中で、サンタクロースが歩き回る、小学生以下を対象とした「サンタ逃走中」という企画では、午前10時からの開始後20分で参加券がなくなるなど、午前中から盛り上がっていました。
 また、郭町商店街にOKBストリートという名前が付いてから1年になり、「OKBストリート1周年記念セール」も同時開催されていました。さらに、10月から発売されているプレミアム商品券の効果もあったのか、寒い日ではあったものの3万人以上の来街者がありました。
 来年以降も、大垣の第一日曜は、元気ハツラツな人々が集まる風景が続きそうです。
【参考となるポイント】
●商店街で育つ実感づくり
●他の地域にはない特色の活用
●世代を超えた交流

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1月号より

商店街の元気×マツケンの元気で大繁盛
みずなみ百縁商店街マツケンの大繁盛

 商店街を活性化するために、各参加店が当日のみ税込み100円の商品を販売し、商店街内をスタンプラリーしていただき、さらに、「マツケンの大繁盛」の松平健さんがステージから応援する。そんな大繁盛な企画が、瑞浪の商店街で繰り広げられました。

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▲金曜日にも関わらず賑わう商店街

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▲11時からの大繁盛手ぬぐい配布

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▲参加70店舗の紹介チラシ

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▲大繁盛手ぬぐい

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▲「マツケンの大繁盛」の熱唱

 「百縁商店街」の企画に参加した商店は、総数70店舗で、各店が「百縁」に因んで100円で買える100円商店街用の商品を用意し、さらに、先着順に限定800枚配布された「大繁盛手ぬぐい」を提示すると、特典が別に用意されているという形で展開したイベントです。また、お客様は、商店街の3ヶ所(両端と真ん中にある駅前)に置いてあるスタンプをチラシに押印して回るスタンプラリーに参加すると、抽選でマツケンの大繁盛CDがプレゼントされるというものです。
 11時から駅前広場での「大繁盛手ぬぐい」配布には、先着500名に対して、定刻前に400人ほどが行列をつくり、11時から15分も過ぎると予定していた枚数がなくなるなどの盛況ぶり。
  「日頃は、このあたりまでは来ないのですが、マツケンが来るということで、朝からお買い物に来て、お友達と一緒にお昼も食べて、今日は1日楽しませてもらいますよ。」という60代の女性3人組。スタンプラリーの場所で「このスタンプは何ですか?」と聞かれ、スタンプラリーについてご案内すると、「あっ、そういえば、チラシ入っていたわ!すぐにもらいに行って回ろう!」というご夫婦もいらっしゃいました。スタンプラリーは、総計400人以上の方が実際に回っていただき、抽選していただく形になっていました。
 100円の商品としては、仏壇店ではお墓参りセットや位牌お掃除引換券、文具関連ではメモ帳やおもしろグッズの在庫処分、総菜関連ではメンチカツ1個や旬の野菜のおかずセットだったりと、各店舗の特徴が出ているものばかりでした。また、大繁盛てぬぐいを提示した特典としては、スタンプ3倍や全品2割引だったりといった限定ものも提供されていました。
 ある飲食店では、百縁商店街にあわせ100円の小皿や、大繁盛手ぬぐいを持参した方には大盛り無料を準備したところ、通常の平日に比べて倍以上の来客数となり、またそのうちの来店客の2/3以上の方が、100円の小皿や大盛をオーダーする状況で、「嬉しい悲鳴」状態となっていました。「初めての取り組みなので、もろもろ御迷惑をおかけしてすみません。」とお客さんにご挨拶。また、ある食料品関係のお店では、「いつもの瑞浪ボーノポークのメンチカツは、100個以上も用意したにもかかわらず、30分に満たないくらいですぐに売り切れてしまいました。申しわけありませんね。」といった状態になっていました。
 午後からは、14時~と15時~の2回に亘って、マツケンこと松平健さんのステージが、各々別の会場で実施されました。内容は、「マツケンサンバⅡ」や「マツケンの大繁盛」の熱唱と共に、じゃんけん大会で勝った方に、「マツケンの大繁盛CD」とサイン入り大繁盛手ぬぐいがプレゼントされるというもので、会場では1時間以上前から場所取りが出来るくらいの大繁盛になっていました。実際に2回のステージでは、ともに1,500人以上とも思えるくらいの人数が集まっていました。
 松平健さんは、全国各地で商店街などの活性化のお手伝いもされているようで、ボランティア的な精神で、わざわざ瑞浪まで足を運んでいただいたようです。ハツラツとしたマツケンさんの歌声と元気なノリで、瑞浪の商店街もお客様も一段と元気になっていたようでした。
 来年度以降も、百縁商店街の企画は継続する予定にしているとのことです。この百縁商店街の翌日と翌々日には、瑞浪の恒例となっている「バサラ・カーニバル」が瑞浪駅前一帯で開催されるなど、師走の瑞浪は、人々の熱気で盛り上がっていました。
【参考となるポイント】
●話題性で来街のチャンスを
●シンボル的な存在
●自店らしい商品の訴求

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12月号より

お客様が自然にお店の前で立ち止まる
第25回ウインドディスプレイフェスタ

 高山市商店街振興組合連合会の傘下の店舗が、毎年テーマに沿って、様々な店頭ディスプレイを工夫するイベント「ウインドディスプレイコンテスト(今年はフェスタ)」が開催されました。第25回ということで、長い間続いているイベントですが、今年のテーマは、「ありがとう!高山線全線開通80周年あぁ、あれから八十年・・」です。

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▲貴重な写真を展示

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▲鉄瓶と火入れで高山線をイメージ

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▲昔のたばこや店頭写真

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▲懐かしい展示にお客様も釘付け

 各店舗では、高山線や80周年という歴史に因んで、オリジナルのディスプレイを展開していました。実際に高山線で活躍していた蒸気機関車の先頭部分の煙室戸がディスプレイされていたり、機関士が使っていたと思われる懐中時計を、開通当時の高山線の写真と並べて展示してありました。また、80年前に先代の店主が小学校で描いた高山線の絵が飾ってあったり、80年前の自店の写真が飾ってあったり、約80年前の尋常小学校の教科書が並んでいたり、自店の商品やサービスで高山線に因んだディスプレイをしているお店もありました。80年に満たない店では、これまでの店の歴史を語ったりと、商店街の中で参加店のディスプレイを探すことが楽しくなるようなイベントとなっており、まるで街角博物館のような模様となっていました。
 実際に商店街を行き来するお客様も、参加店のディスプレイの前で足を止めている風景も見られました。
 主催である高山市商店街振興組合連合会の女性部ストリート21のスタッフに話を聞くと、「今年は、高山市内の36店舗に参加して頂きました。昨年まではコンテスト形式にしていたのですが、今年はテーマが高山線全線開通80周年ということもあり、コンテストにはしないでフェスタ形式としました。それぞれのお店には、いろいろと昔からのものが保存されているところもあるようで、皆さん、お持ちの史料等をお出し頂いているお店が多いですね。もともと自分のお店のディスプレイをやってみえるので、皆さんお上手ですが、このディスプレイコンテストを開催し始めて25回目となり、更に上手になってきているようですね。季節的にクリスマスシーズンに入るので、11月上旬までという期間になってしまいますが、また来年以降もテーマを設定して実施していく予定です。」といった話がありました。
 また、参加している店主は、「ディスプレイフェスタで、高山線をテーマにして展開していると、店頭を素通りするお客様が、立ち止まってくれるようになりました。特に珍しいものやひとつしかないようなものには目が行くようで、お店に入っていただくきっかけにもなっていますね。」と話していました。
 商店街を歩くお客様からは、「へぇ~、高山線が80周年ですか。懐かしい写真がいっぱいですね。」、「商店街の中ではあまり拝見できないような、本物で貴重なものを見せて頂きました。」といった声も上がっていました。
 ディスプレイのレベルも上がっていることに加え、市内の店舗には奥に蔵があるお宅もあり、まだまだ貴重なネタがあるようで、昨年のひなまつり、今年の高山線に続いて、来年のテーマにも期待したいところです。
【参考となるポイント】
●各店の自主的な魅力アップ
●商店街を回遊させる仕掛け
●わかりやすいテーマ

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12月号より

商店街のイルミネーションにサプライズ
ハッピーイルミネーションin本町商店街

 11月から瑞浪本町商店街に「げんきなみずなみハッピーイルミネーションin本町商店街」が灯りはじめました。今年は、瑞浪本町商店街振興組合設立50周年、瑞浪市制60周年、瑞浪商工会議所創立50周年という記念すべき年にあたり、11月8日に点灯式とオープニングイベントが盛大に開催されました。

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▲昼と夜のイルミネーション効果

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▲設立50周年の数字も

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▲多くの人が参加した点灯式

 このハッピーイルミネーションは、全長240mに亘りLEDのライトが2万5000個点灯され、商店街に沿って天の川が空中に浮かんでいるといった感じに仕上がっています。中には、振興組合設立50周年の「50」や「60」という数字もあり、イルミネーションのアクセントにもなっています。
 点灯式に先立って、11月1日~8日までの間に、本町商店街で1,000円以上のお買い物をしたレシートと引替に点灯式先着100名と、12月14日までに1,000円以上のレシート貼付での抽選による100名にも、瑞浪ボーノポークがプレゼントされるというキャンペーンがあり、11月8日の点灯式の30分前には、既に100名程度の行列ができていました。
 点灯式では、本町商店街振興組合の三宅理事長から、「戦後の50年前から振興組合として発展してきました。常に温かい心を持ってお客さまに接しており、七夕まつりの宝探し等で親しみを持っていただいております。今後ともご愛顧お願い申し上げます。」という挨拶がありました。
 ご来賓のご挨拶の後、ご来賓の方々により点灯スイッチが押されましたが、スイッチが入らず、スタッフがスイッチボックスを確認し始めたところ、軽快なダンスミュージックが流れはじめ、スタッフが踊り出し、それにつられて他のスタッフもダンスに加わるという、「フラッシュ・モブ」という踊りの街らしいサプライズ演出がありました。このダンスの後に、正式に点灯スイッチが押され、商店街にイルミネーションが灯りました。それと同時に、全高3.5mの巨大ロボット(西洋竹馬を利用した大道芸での演出で翼が5mもある)も登場し、会場は大賑わいとなりました。
 イルミネーションの点灯に先立ち、瑞浪市内では10%のプレミアムが付く「ドリーム商品券」が商工会議所から発行されたり、瑞浪ボーノポークなどをはじめとした「グルメスタンプラリー」も開催しており、それらのイベントとの相乗効果へも期待が膨らんでいました。
 灯式に来ていらっしゃった市内在住の親子からは、「残念ながら、日頃の買い物は本町でというのは少ないですね。先日も、子供の制服等の指定品を買いに来た程度ですね。ただ、こうやってボーノポークのプレゼントや点灯式があったり、プレミアム商品券等があると、伺う機会が増えますね。昔からの知り合いのお店もあり、安心してお買い物出来るので、もっと利用してみようと思いますね。」といったお話がありました。
 この後、12月から恒例の年末の売り出しが始まり、12月12日には松平健さんが大福様の姿をして商店街で踊る「マツケンの大繁盛&瑞浪百円商店街」が予定されていたり、翌日の13日からは、恒例「バサラカーニバル」も開催されるなど、年末に向けて、本町商店街の賑わいは更に高まっていくことでしょう。
【参考となるポイント】
●その地域らしさの活用
●お買い物を誘発する仕掛け
●50年という周年の活用

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11月号より

手づくりとこだわりの街が柳ケ瀬に出現
SUNDAY BUILDING MARKET

 岐阜市柳ケ瀬のロイヤルビルを中心に、日ノ出町通りや劇場通りで、毎週第3日曜日に開催する「SUNDAY BUILDING MARKET」が9月から始まりました。ロイヤルビルの空きスペースを活用すると共に、各通りに露店形式で1日だけの店舗が展開されるという形で、「手づくり」と「こだわり」をもったライフスタイルを提案する店が出店するというものです。

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▲若い年代層が反応

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▲ワークショップ開催

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▲新装アーケードの下での第2回も大盛況

 貨や文具、アクセサリー、バッグ、小物、古着、木工、お菓子などといったハンドメイドのショップから、カレーやジェラートのフード系、製本や家具、ワークショップなど50以上のお店が、空きビルのスペースや営業されていないお店の前など、商店街の既存のお店の入口を塞がない形で展開されていました。
 第1回となる9月21日には、日ノ出町のアーケードが工事中で、通路も一部工事中の箇所があったのですが、20~30代の女性やカップル・ファミリーを中心に、「手づくり」に関心のある層が多く集まっていました。
 既存のお店の商店主は、「第1回目だから、今後どうなるかはわかりませんが、いずれにしても、いつも柳ケ瀬に来ていただいている方ではない層の方に来ていただいているので、その流れで立ち寄っていただけるということではいい機会になっていますね。私たちも頑張らないといけませんね。」といった話をしていました。出店されている方は、テーマ通り「手づくり」にこだわりを持っているクリエイターの方が中心で、岐阜市内に加えて愛知県などから出店されている方もありました。主催者に話を伺うと「なんとか皆さんのご協力でスタートできました。月に1回開催していきますので、ぜひ、足を運んでいただきたいと思います。」とのことでした。
 第2回目となった10月19日は、日ノ出町商店街のアーケードも新装され、SUNDAY BUILDING MARKETも新装されたような感覚を受けるくらい、きれいなアーケードの下で開催されました。前回とほぼ同じ店が出店していましたが、第1回を大幅に超える賑わいとなっていました。第2回となって、主催者からは「おかげさまでアーケードも足元もきれいにしていただいたので、たくさんのお客様に来ていただいてうれしい限りです。」といった話がありました。
 今後は、この活動を定着させ、日ノ出町を中心に既存のお店も含めて、「手づくり」×「こだわり」の新しい情報発信基地となっていくことができるような動きになることを期待したいところです。
【参考となるポイント】
●まずは動くこと
●目的やテーマを明確に
●既存店とも相互刺激

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11月号より

新しい日の出を新しいアーケードで
日ノ出町商店街 新アーケード完成式典

 昭和39年に完成し、50年以上経過して老朽化していた、岐阜市柳ケ瀬の日ノ出町商店街のアーケードが、中小企業庁の「商店街まちづくり事業」の採択受け、ようやくリニューアルが実現しました。リニューアルの構想は10年以上も前からあり、長い年月に亘る、商店街と関係者の努力によって実現に至ったものです。

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▲羽根田理事長の挨拶

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▲ご来賓によるテープカット

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▲プレゼント引換券とパンフレット

 以前のアーケードは、傷みや錆なども多く、通行客にとってもちょっと不安を感じることがあるくらいのものでしたが、新アーケードは、ポリカーボネート製の天井で、天候に合わせてスライドできる構造になっており、天気の良い昼間には商店街に光が差し込むような造りとなっています。また、照明も蛍光灯から最新式のLED照明に変わり、夜間でも商店街全体が一段と明るくなる仕様になっています。全長は約160m、幅は一部を除き約6m、工期は約5ヶ月、総事業費は約3億2,400万円(国からの補助が約2億円、岐阜市からの補助が約5,500万円)という規模で、新しい日ノ出町を創り出しています。
 新アーケード完成式典には、日ノ出町商店街の新アーケードの完成に向けてご尽力された方々がご来賓として多数招待され、テープカットとともにお披露目されました。また、完成のお祝いとして、東京相撲甚句会の皆さんが、オリジナルの「アーケード完成記念相撲甚句」を披露し、独特の七五調の囃子歌が柳ケ瀬全体に響き渡っていました。東京相撲甚句会の皆さんからは、この祝甚句歌に加え、相撲甚句にはつきものの扇子と提灯が商店街に進呈されました。
 その後、新しいアーケードの上などから、完成式典に参加された300人以上の一般のお客様に、商店街からの御礼と今後のご利用へのお願いの気持ちを込めた、お祝いの菓子まきが行われました。
 完成式典当日は、商店街でのお買い物500円以上で、商店街内のパン屋さん特注のラスク(先着500名)が進呈されるプレゼント企画もあり、商店街のお店は、朝からあちこちで行列が出来るほどになっていました。
 商店主のからは、「日ノ出町全体が明るくなりましたね。アーケードの上もキレイになったのですが、通路自体も整備されたので歩きやすくなっています。先程、よくいらっしゃるお客様からは、すごく歩きやすくなったね、とおっしゃっていただきましたよ。うれしいですね。」、「このアーケードによって、毎月第1金曜日に開催される夜空カフェや、今日も開催されているSUNDAY BUILDING MARKETなどの新しい活動が、より活発になっていき、もっともっと若い人たちが自然と集まってくるような街になって欲しいですね。」といった声が聞かれました。
 日ノ出町商店街振興組合の羽根田理事長からは、「やっとここまで来られました。これも関係者の皆さんのおかげです。明るくなり、足元もきれいになったので、これからが期待できます。」といった話がありました。
 今回のアーケードのリニューアルを機に、様々な活動で注目を集めている日ノ出町商店街が、さらに商店街の魅力をアップさせ、柳ケ瀬文化の発信基地となっていくことを期待したいところです。
【参考となるポイント】
●粘り強い活動
●補助金の有効活用
●文化発信基地としての商店街

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10月号より

商店街に恐竜現る!
柳ケ瀬ジュラシックアーケード2014

 また今年も柳ケ瀬に「恐竜」が"来襲"しました。今年は、デイノニクスやサイカニアなどの新種4体を含めた10体の「恐竜」が、柳ケ瀬商店街のあちこちに出現しました。全ての「恐竜」は、郡上市にある特殊造形の製作を手がける「郡上ラボ」からやってきたようです。

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▲動く恐竜に子供達も興味津々

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▲パスポートで特典ゲット!

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▲各店舗で提供している特典

 柳ケ瀬商店街では、全ての「恐竜」を巡っていただき、柳ケ瀬の「ジュラシックアーケード」を楽しんでもらうために、「スタンプラリー」を実施していました。1枚200円のスタンプラリーシートを購入して、柳ケ瀬に来襲した恐竜を巡り、全てのスタンプを集めると、商店街の中の18店で使える特典付きのパスポートが贈られる形となっています。このパスポートには、各店舗で「ドリンク半額」、「20%増量」、「オリジナルグッズプレゼント」、「100円引き」などのサービスを、当日だけでなく10月末まで提供しており、柳ケ瀬に再び来ていただき、再来店していただく仕掛けが組み込まれています。
 ジュラシックアーケードでは、スタンプラリーの他に、化石発掘体験(参加費300円、1日200個限定)やペーパークラフト体験(参加費300円、数量限定)などのコーナーも設けられたり、岐阜県博物館の協力による「モバイルミュージアム」(柳ケ瀬あい愛ステーションで開催)や恐竜解説ツアーも実施されていました。
 参加されたご家族にお話を伺うと、「昨年も来ましたが、また子供の学校で案内があり、子供も行きたいというので今年も来ました。柳ケ瀬で恐竜に出会えるので子供も楽しんでいますよ。」、「名鉄のウォークラリーのゴールが、柳ケ瀬のジュラシックアーケードになっているので、ウォークラリーへ参加しながら柳ケ瀬に来ました。久し振りに来ると、柳ケ瀬も面白いことをやっていますね。」などの話が出てきました。また、柳ケ瀬商店街の店主に話を聞くと、「昨年よりも多くの人が来ていただいているんではないでしょうかね。特に、小さい子供を持つ親子連れが多いですね。今日のスタンプラリーだけでなく、日常的に来ていただけると良いんですが…。」といった話が聞かれました。
 スタンプラリーによる特典は、その日限りのものではなく、10月末まで利用できるのですが、その点が参加者にはあまり伝わっていないようであったのが気になる点でした。イベントから柳ケ瀬に再度来ていただき、再来店へと繋げていく、そんな流れをつくることができれば、恐竜の尾のようにお客様と長い付き合いになっていくことが期待できると感じました。
 また、「恐竜」たちと連動する形で、「ジュラシックわなげ大ゲーム大会」、「恐竜お笑いステージ」、「恐竜博士トークショー」、「恐竜クイズ」、「オリジナル恐竜グッズ販売」、「恐竜ストラップ&プラ板バッチワークショップ」、「鮎の塩焼き」など、様々なイベントが開催されていました。これらの仕掛けには、商店街の関係者だけでなく、のべ150人以上ものボランティアの方々のご協力があって実現されており、柳ケ瀬の活性化に期待と支援が集まっていることが改めて確認されました。今後は、これらの期待や支援に対して、柳ケ瀬の個々の店がどのように応えていくかが課題となっていくことでしょう。
【参考となるポイント】
●継続イベントでも改善を続ける視点
●再来店へと結び付けるルートづくり
●周囲の期待に、各店がどう応えるか

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10月号より

秋の澄み切った青空に誘われて
しもいち通り秋のにぎわいまつり

 秋の澄み切った青空の下で、高山下一之町商店街では、「秋のにぎわいまつり」が開催されました。夏の夜に開催された七夕まつりと同様、下一之町商店街を歩行者天国にし、夜の七夕まつりとは趣も変わって、昼間に開催されていました。

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▲家族連れなどで賑わう下一之町

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▲ワンコイン市

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▲行列が出来ていた砂金採り

 商店街では、高山本線全通80周年記念として、先着700名に記念切符がもらえるミニSLが走っていたり、ファッションから雑貨、食器、レコード、野菜に至るまで様々なアイテムが並ぶフリーマーケットが開催されていました。更に、体験コーナーとして、似顔絵やポストカードづくり、バルーンアート教室、砂金採り体験なども開催されていました。
 また、商店街の各店舗では、店頭だけでなく店内でも「ワンコイン市」が開催されていました。これは、商店街のお店が100円又は500円の商品を準備して販売するもので、掘り出し物が数多く並べられていました。
 この「秋のにぎわいまつり」には、高山市内にお住まいの家族連れをはじめとして、若い女性からお年寄りの男性まで、また、観光客の方も含め、いろいろなお客様が下一之町を訪れ、「こんなお店があったのか」という感じで立ち寄られていました。
 お子様の似顔絵を描いてもらっていた親子にお話を伺うと、「本人の特徴をつかんでもらっていて、とても良い想い出になります。市内に住んでいますが、たまにしか下一之町には来ないので、こういう機会があるといいですね。」と話していました。また、お店にある掘り出し物をワンコイン市として販売していたお店のご主人は、「天気も良く、こういう機会に、店の前で商品を見ていただくことができ、とてもいいと思います。ふらっと寄って行かれる方も多く、それだけでも店としては意味があると思います。」と話した後、元気にお客様の対応をしていました。
 単なるイベントだけでなく、ワンコイン市として、商店街のお店とお客様との接点づくりの仕組みも取り入れられており、下一之町のさりげなくもしっかりとした取り組みが見られました。
【参考となるポイント】
●さりげなく店が参加する仕組み
●何か記念に残る形を
●季節に合わせた展開

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9月号より

雨をも吹き飛ばす瑞浪の熱気
第55回瑞浪美濃源氏七夕まつり

 台風11号の接近にも関わらず、第55回瑞浪美濃源氏七夕まつりは「バサラの聖地」として、地元だけでなく、全国から数多くの踊り子さんや観客が集まり、盛大に盛り上がりました。全3日間の最終日は、台風の影響で中止になったものの、初日・2日目と、時折小雨が降る中ではありましたが、商店街・市民・参加者のみなさんの熱い気持ちで開催されました。

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▲本町商店街の宝さがしの「宝」

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▲賑わう本町商店街

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▲熱い熱い演武

 瑞浪のバサラは20年以上の歴史があり、すでに全国的に知られている存在となっていますが、それ以上に継続している瑞浪の商店街の催しがあります。それは、瑞浪駅の正面から西側に延びる本町商店街が、毎年「瑞浪美濃源氏七夕まつり」で実施する「名物宝さがし」です。
 七夕祭りの期間中、午後7時過ぎになると、何故か本町商店街の路上に抽選くじの参加券が丸めて入れられた、約3cm程度のストローが数多く散在するようになります。参加した子供達によると、「商店街の関係らしい大人が路上を歩きながら、ポケットやカバンからさりげなく落としていくらしい。だから、一人で歩いている大人の人を探して、ストローを落としていないか後をつけているんです。」とのことでした。
 運営している本町商店街振興組合の関係者に聞くと、当日スタート直前に、商店街関係者の中から配布する人が指名され、さりげなく歩き回るとのことで、時には配っていることが子供達にわかってしまい、後追いの行列ができてしまうということもありした。このあたりは、配る人にも技がいるようです。
 「宝探し」のストローを抽選会場にもっていくと、空くじなしの抽選に参加でき、三角くじを引くことができます。賞品は、「特選飛驒牛ステーキ交換券」や「お米2kg」といった一般的なものだけでなく、「○○店特別賞」「□□店特別賞」といった、各店舗協賛の特別賞も多く準備されていました。特別賞の賞品としては、各店の取扱商品などを中心に、バーベキューセットやスポーツ観戦のチケットなどが準備されていました。商品は、3日間で3,000個以上が準備されており、商店街内にある抽選会場には、賞品が山積み状態となっていました。その為か、午後7時前後になると、本町商店街は立錐の余地もないくらいの賑わいになっています。ただ、みなさんの視線は、商店街のお店よりも自分達の足元に向いています。
 参加していた親子にお話を伺うと、「子供の頃から本町商店街の催しとして自分達も参加していて、その時代からずっと開催されているので七夕まつりの定番ですね。」などといった声が聞かれました。商店街のお店の方からは「子供達もよく知っていて、時間になるとみんな集まってきてくれます。こうして、商店街に来てもらえることだけでもいいですね。」とのことでした。
 このほか、七夕まつり当日には、駅前商店街振興組合主催で、1枚200円で参加できる「七夕名物大ビンゴ大会」が開催されていました。毎回、豪華賞品が当たるということで、今回はブルーレイレコーダー、炭酸水メーカー、ポータブルゲーム機、掃除機などをはじめとした多数の賞品が準備されていました。
 また、七夕まつり直前の8月1日~8日には、「七夕祭り直前!駅前商店街売り出しセール」も実施されました。瑞浪ボーノポーク、地酒、瑞浪伽哩等が当たるクジ付抽選券を商店街の各店舗で配布し、抽選会場で当選するという内容で展開されていました。こちらも、例年開催されているものを、瑞浪市制60周年として充実した内容にバージョンアップして開催されていました。
 台風の影響で一部のイベントは中止されましたが、瑞浪の長い歴史の中で、商店街にも、歴史の積み重ねのある活動が息づいていました。
【参考となるポイント】
●継続が集客力に
●イベントで商店街の求心力を
●秘密があると知りたくなる

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9月号より

柳ケ瀬音頭でお祭り騒ぎ
夜空Café

 柳ケ瀬の日ノ出町商店街は、毎月第1金曜日の午後7時~10時まで、「夜空Café」で大変な賑わいとなっています。

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▲盛り上がるCafe

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▲クリエイターとのコミュニケーション

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▲柳ケ瀬音頭で盛り上がる人々

 「夜空Café」は、「岐阜を夢の町へ 夢が叶う町へ そんな力で地域を元気に」をコンセプトに、夢を持つ若者達がチャレンジし成長できるステージを、日ノ出町商店街が提供しているものです。具体的には、東海地域で活躍する若手クリエイター達が、作品の展示や販売などをするコーナー、岐阜県産の食べ物や飲み物(アルコール含む)を提供するカフェのコーナー、シンガーやダンサーなどが観客を巻き込んでパフォーマンスするステージなどを中心に展開しています。場所は、日ノ出町商店街の一角にある「日ノ出町どまんなか広場」の東西50m程の空間で、商店街の中に突然、屋外カフェが出現する形になっています。
 8月の夜空Caféには、ガラスアートやアクセサリー・雑貨、キャンドル、革小物、ポストカードをはじめとした様々なクリエイター達の作品が展示・販売される中、岐阜市の赤鬼からあげ、白川郷の日本酒、山県市のハヤシライスなど、県内の食材の料理も数多く提供されていました。夜空Caféのコンセプトから、このCaféに「来店」している層は20代の若者層が中心で、クリエイターとの話で盛り上がっていたり、友達同士の会話が弾んでいたりし、熱気あふれるCaféになっていましたが、そんな中でも、小中学生の子供達、そして熟した世代の方々も一緒にCaféを楽しんでいました。
 また、ステージでは、DJのパフォーマンスやバンドの演奏の合間に、商店街の通路も活用して、午後7時から1時間毎に盆踊りタイムがあり、柳ケ瀬音頭をはじめに、郡上おどりのかわさきなども流れ、世代を超えた盆踊りの輪ができていました。
 「来店」していた方にお話を伺うと、「友達に誘われて来ましたが、とても面白いですね。いろんなクリエイターの作品もあり、いろんな話も聞けて、さらにオープンな感じの空間でお酒も楽しめるというのはあまりないですね。」や、「柳ケ瀬音頭なんてあったんですね。知らなかったです!」といった話が聞かれました。
 熱気あふれる夜空Caféには、出店される方や「来店」される方の熱気だけでなく、司会進行やステージの運営をするスタッフ、盆踊りの模範演技をする商店街の関係者、手づくりの「夜空だより」を作成して配布している「夜空de*Girls広報隊」など、関係者が一致団結して取り組んでいる姿があり、それに共感してファンの輪がどんどん広まっているようです。
【参考となるポイント】
●若者層などとの共感づくり
●チャレンジする場としての商店街
●幅広い世代の交流

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8月号より

関市民恒例のイベント
第32回関市ふるさと夏まつり

各地で夏のイベントが開催される中、関市本町通り商店街にも、毎年恒例の「関市ふるさと夏まつり」がやってきました。

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▲人で溢れる商店街

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▲大玉も狙えるすいかに輪投げ

 市内の春日神社で開催される「天王まつり」と商店街がコラボレーションする形で開催され、午後5時に春日神社において、水を入れたカップの中にロウソクを浮かべた「燈花」を並べる「燈花会」の点灯式から夏まつりがスタートし、本町商店街1~5丁目のアーケードの上からまかれる「菓子まき」をきっかけに、商店街の賑わいが一気に盛り上がりはじめました。
 商店街内では、特設ステージも設置され、「本町通りが一大、夏の舞台に変身する!!」として、バトントワリング、チビッ子鼓笛隊、関市の観光並びに産業の宣伝などをする「せき親善大使」のパレードをはじめ、フラダンスやベリーダンス、ジャズバンドやアコースティックのライブ演奏など、様々なパフォーマンスが披露されました。また、午後7時からは、いつもは信号機のある交差点が盆踊り会場に変身し、本町商店街に来ていただいた溢れんばかりの数多くの老若男女が踊りの輪を作っていました。
 当日は、商店街の各町内でさまざまなイベントが開催されていました。ボールを3つ投げてビンゴのように縦横斜めに並べばスイカが当たる「投げてビンゴ」、路上に並んだ小玉スイカ、大玉スイカ、パイナップルが賞品となっている「スイカに輪投げ」、ふたつのサイコロの目が揃えば大当たりとなる「サイコロゲーム」、大人も子供も熱く燃える「金魚すくい」など、数多くのイベントには多くの参加者が列を作り、観客の輪が出来ていました。
 商店街の3ヶ所に、せき親善大使の3名がスタンプポイントを設置している、スタンプラリー型のクイズも開催されていました。商店街内で開催されているイベントには、1回200円などの参加費用が必要ですが、このスタンプラリー型のクイズでキーワードに答えると、それらのイベントで利用できるクーポン券がもらえる形となっており、結果的に、最低でも商店街を2回は回遊していただく仕掛けが組み込まれていました。このキーワードの解答は「すいか」となっており、さらに、各イベントの賞品にも数多くのスイカが提供されていたためか、スイカを持ち歩く姿があちこちで見られました。
 参加者は、小さい子供達や小中学生をはじめとして、幅広い年代層が本町商店街に押し寄せており、知り合いや同級生などと久し振りに顔を合わせたり、昔話で盛り上がったりしていました。特に、浴衣を来た若者が多く、本町商店街が華やかに彩られていました。
 夏まつりの参加者にお話を伺うと、「ここに来ると、同級生と久し振りに会ったり、話が出来るので楽しいですね。」、「関の7月の最終週の週末は、ふるさと夏まつりに行くことが関市民にとっての恒例ですね。」、「この祭りに合わせて帰省してきました。」といった話が聞かれました。
 この夏まつりと同時に、第3回「関市民俳句の集い」も商店街内にある商工会議所で開催されていました。関市は、松尾芭蕉の弟子の広瀬惟然の出生の地であり、惟然の産湯の井戸も残されている関係から、夏祭りに協賛する形で、小中学生から大人まで幅広い層から数多くの投句がありました。
 関市の夏の一大イベントに合わせ、各店ではポスターを掲出したり、当日も特別セールをする店も一部あったりと、商店街に来ていただくきっかけを、有効に活用して自店への来店を促している例もいつくかありました。各地で開催される夏まつりのようなきっかけを、日常の買い物にどのように繋げていくかがこれからの課題となるでしょう。
【参考となるポイント】
●回遊させるしくみ
●他のイベントとの連携
●発表の舞台としての商店街

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8月号より

俵町サマーフェスティバル第1弾
あそびにおんせい 美濃俵町夜祭り

 美濃市制施行60周年に合わせて、美濃市の俵町商店街で「美濃俵町夜祭り」が開催されました。

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▲FC岐阜のキックターゲット

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▲盛り上がるスーパーボールすくい

 夏の夜のお祭りとして、商店街が地域毎に様々なお楽しみを開催し、商店街全体を練り歩きながら、商店街の人と触れ合うという内容で、7月15日といえば「俵町の夜祭り」というくらい、美濃市の恒例のイベントとして定着しています。来訪者は約6~7千人も集まり、ごった返すような賑わいとなっていました。
 今年はFC岐阜のご協力により、「キックターゲット」、「FC岐阜グッズの販売」、「パネル展示」を実施していました。夜祭り開催の週の週末は、ホームゲームも開催されるということで、キックターゲットに参加していた子供達、FC岐阜の皆さん、そして商店街も盛り上がっていました。FC岐阜の担当の方にお話を伺うと、「今回、美濃市の商店街の皆さんに協力させていただきましたが、平日の夜なのに、他の地域よりも熱気がありましたね。私達も、地元の子供達と触れ合ったり、商店街の方々と連携したりということで、美濃の皆さんのパワーを頂いて頑張ることができます。是非、試合にも来ていただきたいと思います。」とのことでした。
 また、「"地産地消"の街づくりバーゲン!!」として、やきとりやトウモロコシ、五平餅など、岐阜県内の産物のバーゲンも開催され、俵町はサッカーの熱気と美味しい熱気で満ち溢れていました。
 この他、様々な景品が並んで狙いを定めるのが難しくなりそうな「輪投げ」、商店街のオリジナル「スマートボール」、大行列で何が当たるかが楽しみな「ガラガラ福引き大会」、大きなサイコロを投げて出た目でいろいろなものが当たる「サイコロゲーム」、色とりどりのスーパーボールを金魚すくいのようにすくい上げる「スーパーボールすくい」、夏の浴衣姿には特に似合う「ヨーヨー風船釣り」などが開催されていました。
 商店街の中ではこのお祭りに合わせて、自分のお店にもお客様に来ていただこうということで、軒先にいろいろな商品を出して販売している積極的なお店もありました。そんなお店の店主の方にお話を伺うと、「恒例のお祭りなので、皆さん、毎年必ず来ていただけますね。特に子供達が楽しみにしているし、高校生などになっても、皆に会える場になっているようで、美濃にこんなに若者がいたのかしらといつも思うくらいです。こういう機会で俵町に来ていただけるので、それだけでも十分価値があると思いますよ。」とのことでした。
 この俵町商店街の活動に連動して、隣接する町内でもイベントが開催されるなど、美濃市内を俵町商店街がリードして、夏休みに入る前の夏の一夜を盛り上げていました。
【参考となるポイント】
●FC岐阜などとの連動
●子供達の想い出づくり
●個店の意識の盛り上げ

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7月号より

新しいキッチン付レンタルスペースも登場!
元気ハツラツ市

 大垣で新しいレンタルスペースの提供が始まりました。大垣駅前商店街の新大橋の北東角にある「ちょいみせ」に加えて、「OKBストリート」の郭町商店街の中に、「ちょいみせKITCHEN」が誕生しました。

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▲説明に関心を寄せる女性達

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▲書道パフォーマンス

 これまであった新大橋の「ちょいみせ」(約33㎡)は、商品販売や展示会、撮影スタジオなどとしても使えるモダンな空間で、これまでに、クラフトのワークショップ、喫茶店、キャラクターグッズショップなど、いろいろな用途に使われてきました。今回、7月の「元気ハツラツ市」をスタートに、新たにレンタルが開始された「ちょいみせKITCHEN」(約90㎡)は、間口が4m程度ですが奥行きが長く、キッチン付きのスペースです。キッチン完備のため、期間限定の飲食店やパーティーなどにも使えるというもので、新大橋の「ちょいみせ」から南に行った場所に位置しています。
 キッチンには、給湯器・手洗・換気扇はもちろんのこと、2口コンロも常備され、シンクも2槽あり、140Lの冷蔵庫、テーブルや椅子などもセットされており、ほぼ居抜き状態で利用できるというスペースです。週末2日間の利用で1万円~、火~金曜日の4日間でも1万円~という設定となっており、元気ハツラツ市をはじめとした様々なイベントで、3万人規模の集客が期待できる場所という魅力があるにも関わらず、出店のハードルはとても低くなっています。
 元気ハツラツ市に合わせてオープンした「ちょいみせKITCHEN」では、「ファンタスティック流しそうめんやってます」として、納涼流しそうめん大会を実施していました。流しそうめんという魅力と、お店のデザイン・コンセプトから、家族連れのお客様などが数多く立ち寄っていました。
 スタッフの方に話を聞くと、「飲食店をトライアルでオープンしていただいたり、パーティーなどでもご利用いただけます。金額的なハードルも週末2日間で1万円といった設定となっているので、何かチャレンジしてみたいという方には、是非おすすめです。すでに何件か問合せが入っており、キッチンがあるということで関心は高いようです。」と話していました。
 実際のスペースとしては、物販や飲食のトライアルだけでなく、プロジェクト型のコワーキングスペースや新商品開発の試作品の調査会場、書や絵画など長尺の作品づくりや食材などの撮影スペースにと、様々な使い方が考えられます。空き店舗対策も、貸す側の事情ではなく、出店する側の立場に立って、出店しやすい環境を整えていくことが大切なようです。
 「ちょいみせKITCHEN」の外で開催されていた「元気ハツラツ市」では、大垣市のマスコットキャラクター「おあむちゃん」が登場して以降、女性の元気な姿が印象的になりました。当日は、「ハツラツガールズコレクション」として、ファッションショーやガールズショップなども開催されていましたが、ご当地アイドル「りっぷる」のパフォーマンスや、海津明誠高校の書道パフォーマンスだけでなく、七夕特別企画「元気ハツラツ七夕かざり」というイベントにも、女性が多く参加していました。「ちょいみせKITCHEN」への関心も、店内を覗いていく人はほとんどが女性でした。
 のように見ていくと、「ちょいみせ」や「ちょいみせKITCHEN」も、女性の視点でもっと斬新な使われ方が実現したり、提案されたりしていくことも期待できます。そうなると、商店街に新しい店が生まれ、商店街の魅力も高まり続けていくことができるのではないでしょうか。
●ちょいみせホームページ http://www.choimise.net/index.html
【参考となるポイント】
●キッチン付で拡がるレンタルスペース
●女性のパワーを商店街に取り込む
●自由な発想で、新しい魅力を

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7月号より

第70回・3周年でステップアップする六斎市
中山道中津川宿「六斎市」

 毎月第一日曜日に開催されている中山道中津川宿「六斎市」は、今回で70回目となりました。毎回、駅前通り・みどり町・新町通り・本町通り・西太田町・花菱町・えびす町など、中津川市内の中心部一帯で開催され、各商店街のお店の特別セールや掘り出し物はもちろんのこと、市内各地から市内産の農産物や加工品などが集まってきたり、中津川出身や中津川に関連した音楽バンドのライブや文芸サークルなどの活動紹介の場としても活用され、毎月大変な賑わいとなっています。

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▲朝から家族と六斎市へ

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▲開設3周年のにぎわい特産館での呈茶セット

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▲「私が自慢したい中津川」の写真展

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▲小学校等と協力した七夕飾り

 今回は、中津川駅前の「にぎわい特産館」と「中津川市観光センター」が開設3周年を迎えた記念として、六斎市に合わせて先着100名様に粗品進呈、抹茶と夏のひんやり栗きんとん1個のセット販売や、オリジナルの栗きんとんソフトクリームが半額で提供されるなどのキャンペーンを展開していました。朝8時半からの営業開始と同時ににお客様が訪れるなど、抹茶のセットやソフトクリームが、いつもよりも早い段階から売れ始めていました。抹茶セットを注文し、呈茶席で楽しんでいらっしゃったお客様にお話を伺うと、「単なる抹茶と栗のお菓子ではなく、抹茶に合わせて、各社の夏の栗菓子の中から一つ選ぶことが出来るので楽しいですね。」、「にぎわい特産館では、いろいろな美味しさを詰め合わせることができるので、いつも中津川のお土産はこちらに立ち寄るようにしています。」といった話が聞かれました。
 9時からの「六斎市」では、商店街内の駐車場で、中津川警察署によるちびっ子制服試着&ミニ白バイ乗車撮影会や、中津川市消防本部による、消防車・救急車の展示・試乗・撮影会なども開催されていました。白バイ、パトカー、救急車、消防車が一堂に会する場は、子供達にとってはとてもワクワクする場になっていたようです。親子連れで制服を着て写真を撮影する姿が、絶え間なしに続いていました。また、青年会議所やライオンズクラブの皆さんが、商店街内で献血活動をしていたりと、商店街で開催されるイベントとしてだけでなく、地域の様々な活動の場として六斎市の魅力がさらに膨らんでいました。
 また、商店街の中にあり、まちづくり活動の拠点ともなっている「中山道お休み処 白木屋」では、本町商店街振興組合・中山道こまちの会の主催により、「私が自慢したい中津川の写真展」が開催されていました。春の中山道まつりで募集した作品の中から、人気投票で選ばれた入選作品20点が展示されていました。地元でしか知らないような場所にある歴史ある石橋など、市内各地の季節や歴史を写真という形で切り取った素晴らしい作品が数多く展示されており、中津川の文化の深さを感じられるものとなっていました。
 商店街の中を歩いていると、京都造形芸術大学と商店街内和菓子店とのタイアップによる、新商品の販売もされていました。和菓子店の季節の商品に合わせて、パッケージデザインを京都造形芸術大学の皆さんが考えて商品化するというプロジェクトで、中津川出身の学生の人的ネットワークで、和菓子店との協働が実現したものだそうです。一つ一つ違うオリジナルデザインで、中津川の和菓子の志をデザインとして体現したもので、とてもユニークな取り組みとなっていました。お話を伺うと「地元の和菓子屋さんとこういう機会をつくっていただいたこと。そして、六斎市で販売させていただくことはとても嬉しいです。自分たちのデザインももっと磨いて、また新しい作品をつくっていきたいと思います。」といったように、新しい息吹が六斎市を通じて芽生え始めていました。
 六斎市に合わせて、商店街の各店舗では、「六斎市セール」として、24店舗が各店のオリジナルセールを実施しています。六斎市の案内チラシの裏面に各店のセールを告知すると共に、利用した店舗でスタンプを押してもらうビンゴカード型のスタンプシートで、複数店舗利用すると景品がプレゼントされるというビンゴセールも共同で実施しています。景品交換場所が毎回変わることにより、多くの店舗に来ていただく機会をつくっていました。
 一部のお客様の声としては、出店内容への飽きも少しあるようですが、この70回を機会に、各店舗の売り方などにも新しい風を入れていくことで、より刺激的で魅力ある六斎市へと発展していくことが期待されます。
【参考となるポイント】
●周年などの区切りを活用
●新しい発見がある仕掛け
●社会活動の場としての商店街の利用

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6月号より

クリエイトする心をくすぐる
美殿町つくる市Vol.2

 「売るとつくるが近くにあるまち。人と人、人とものが寄り添うまち」をテーマにしている美殿町商店街では、商店街の道路を歩行者専用にする形で、今年から「つくる市」をスタートさせています。前回3月に開催された「Vol.1」に続いて、6月7日(土)に「美殿町つくる市Vol.2」を開催しました。

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▲オリジナルスタンプづくりのワークショップ

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▲作品に興味津々

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▲クリエイティブな関心が高まる「つくる市」

 前回Vol.1では、クリエイター28人の出店でしたが、Vol.2では、29人のクリエイターの出店で実施されました。また、4つの出店者が、ワークショップも実施するなど、参加型のイベントともなっていました。
 小物雑貨、アクセサリー、紙雑貨、木工製品、キャンドル、石製品、ガラス製品、靴・革小物、シャツ、ブラウス、ベビーカー、似顔絵、イラスト、あられ、弁当、洋菓子、焼き菓子など、あらゆるジャンルのクリエイターが一堂に会していました。
 来店されたお客様からは、「これ素敵~!」、「これかわいい~!」といった声があちこちからあがっていたり、「これをこうすると、こんなことができるんですよ。」、「へぇ。でも、こんなものができるといいですけどね。」といった形で、出店者とお客様が共にクリエイトする立場で、相互に刺激し合う場面も多く見受けられました。また、出店者同士が各々の作品を通じて相互に紹介し合ったり、商店街のお店との相互交流で、「こんなことお願いできますかね?」、「一度、ゆっくり話を聞かせてください」といった会話も飛び交っていました。
 梅雨に入った週末だったためか、前回の美殿町つくる市ほどの集客数までには至らなかったものの、携帯電話で「今、美殿町の"つくる市"っていうのに来ているんだけど来ない?」とか、「もし時間があれば、美殿町で待っているね!」といった通話が耳に入ってきました。参加して頂いた方が知り合いに紹介し、知り合いも呼び込むという、繋がりによるお客様も多く見受けられました。まだまだ事前に「美殿町つくる市」が開催されることについて知っている方も少ないようで、事前の開催告知の拡がりがもう少し多いと、それに伴い、集客数も増加する事が期待できるのではないかと思われます。
 また、出店者の方にお話を伺うと、「もちろん売れれば嬉しいのですが、売れなくてもこんなことをやっているということを知ってもらうだけでも嬉しいんです。つくる市は、そんなところが魅力ですね。」という話が返ってきました。クリエイターにとっては、一つの発表の場、プレゼンテーションの場として認識されている側面もあるようです。
 商店街の商店では、いつもより特別な価格での提供なども展開されており、お互いの魅力を出し合って、「美殿町つくる市」の成功に繋げているようでした。
【参考となるポイント】
●一貫したテーマ性を持つこと
●出店者と生活者、商店街との相互交流
●現場でのリアルなつながり

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6月号より

恵那の文化の発信基地にも
恵那まちなか市

 五月晴れの清々しい気候の中、「恵那まちなか市」が開催されました。平成22年から年4回で開催されており、今回で14回目となりました。

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▲スタンプラリーの抽選会。地元高校生も協力。

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▲ちまきづくり体験

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▲まちかど版画展

 商店街にある大井宿広場では、バサラチームの踊りや、太鼓保存会やダンスチームのパフォーマンスなど、恵那市内のいろいろなチームによるPRパフォーマンスが繰り広げられ、参加者と来街者の皆さんが一体となって楽しんでいました。また、そのパフォーマンスの横では、ミニ四駆の大会、ミニSLの乗車会、五平餅作り体験なども開催されていました。
 商店街の中では、商店街の商店が特別セールを展開しているだけでなく、軽トラ市やフリーマーケットなどもオープンし、更に、年間4回の「恵那まちなか市」を通じて利用できる「てくてくカード」でのスタンプラリーの開催もあり、参加商店街の端から端までが多くのお客様で賑わっていました。
 銀座2丁目の駐車場では、東北支援の「東北海産物販売」や、菓子組合と連携した市内の名店のお菓子が勢揃いする「菓子名店ぞろい」や「和菓子づくり体験」(今回は、ちまきづくり)なども開催されていました。
 商店街を歩きながら、「こんなところにピアノ教室があったなんて知らなかった~。」と話をしていた市内に住んでいる若いご夫婦にお話を伺うと、「天気が良くなったので、家族で散歩がてらやってきました。あまり商店街の方にまでは来たことがなかったので、ちょっとした探検のような感じですけど、意外なところにこんな場所があったんだといったことがありますね。これから、子供とスタンプラリーでゆっくりと回って、おもしろそうな店にも入ってみたいと思います。」と話していました。
 恵那まちなか市に合わせて、第10回恵那市こども版画コンクール(主催:恵那市教育委員会、公益財団法人中山道広重美術館)の「まちかど版画展」(主催:恵那市商店街連合会、公益財団法人中山道広重美術館)も開催していました。コンクールには、市内の保育園・幼稚園・小学校などから、毎年3,000点もの版画の応募があり、優秀作品として「中山道広重美術館」で公開した作品を、「まちかど版画展」として、商店街のお店の店頭ディスプレイに展示するというものです。もともと、恵那市には歌川広重の浮世絵版画を中心に、様々な美術の活動を展開している「中山道広重美術館」が商店街の中にあり、恵那の芸術・文化の拠点ともなっている関係から、版画は恵那市内に定着した芸術となっています。店頭に展示された、力強く、たくましい版画をよくよく見てみると、保育園児の作品だったりと驚きがあり、この「まちかど版画展」が、お店に入るきっかけや、お店の人との会話のきっかけになっているようでした。ただ、恵那まちなか市の中でも、特に「まちかど版画展」についての案内がされていなかったこともあり、もっと積極的にアピールすることも課題のようでした。
【参考となるポイント】
●発表の場としての商店街の活用
●恒例化させることでの新規客の呼び寄せ
●体験を通じた深い印象づくり

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5月号より

羽島プレミアム付商品券の効果
アンケート結果

 羽島市内にある商店街も含め、市内の商店で利用できる「プレミアム付商品券」についてのアンケートがまとまりました。

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▲参加店向けの調査結果

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▲利用者向けの調査結果

 もともと「羽島プレミアム付商品券」は、市内の参加店での商品・サービスの購入に10%のプレミアムが付くという商品券で、平成21年に一度、販売総額1.5億円(実質1.65億円)で実施されたもので、その後、平成24年に販売総額1億円(実質1.1億円)で復活実施され、平成25年にも実施されました。
 平成21年には一律1枚1,000円×11枚綴りで販売されましたが、平成24年にはA券(一般店専用:額面500円)5,500円分とB券(一般店・大型店共通:額面500円)5,500円分の組合せで、さらに、平成25年には、額面1,000円のA券5,000円分、B券6,000円分のセットで販売されました。「羽島プレミアム付商品券」の特徴は、このA券/B券の両方が存在することで、市内の大型店以外を中心に利用できることが、商店街も含めた市内の活性化に繋がっているようです。
 この商品券は、市内の金融機関や商工会議所で10月1日から販売され、その年の年末までに「羽島プレミアム付商品券参加店」の幟がある店舗で利用可能となっています。昨年の平成25年には、一般店126店舗・大型店13店舗の計139店舗が参加し、羽島プレミアム付商品券への注目も高まり、2週間で完売してしまうほどの人気でした。市内の各店舗で利用されたプレミアム付商品券は、事務局である羽島商工会議所に月2回の締め切りに合わせて持ち込まれ、確認手続き等を踏まえて約2週間後に、持ち込まれた店舗の銀行口座に振り込まれるという形で現金化されます。10%のプレミアムが付いていますが、利用期限があることで、年末までに使い切らなければならないということもあり、ボーナス商戦を中心に市内の消費も刺激されているようです。
 羽島商工会議所では、このプレミアム付商品券の利用についてのアンケートを昨年実施し、その結果をこの4月に発表しました。結果を見てみると、市内の消費拡大の効果については、参加店の43%が「効果があった」としており、「効果がなかった」(6%)を大幅に上回っています。券面金額についても、平成25年の「1,000円」が適当であったという参加店が72%と、前回の500円に比べると圧倒的に良い評価となっていました。また、A券/B券の配分について、参加店では45%、利用者でも23%が「適当であった」として評価されています。利用者のうち、約3割弱は「次回も購入したい」としており、利用者側の期待も高くなっています。
 羽島商工会議所の担当者によれば、「羽島プレミアム付商品券をきっかけに、各店舗で様々な販促を実施してもらっています。参加店の幟だけでなく、チラシにプレミアム商品券参加店であることを表示してもらったり、プレミアム付商品券利用者限定の特典として、市内の商店街が発行している"なまずシール"を多く提供してもらったり、限定の特別セールをしてもらったりといった形で、このプレミアム付商品券を活用してもらっています。これらの各店舗の活動が、プレミアム付商品券以上の効果を上げているのではないかという見方をする方もあります。実際に、だいたい参加店の3~4割程度が、自店の販促活動に活用しているという調査結果も出ています。このプレミアム付商品券をきっかけとして、参加していただいた店舗が、今までのお客様との新しい関係や、新しいお客様との繋がりをつくることができれば、10%のプレミアム以上の効果が期待できると思っています。」と話していました。
 このアンケート結果を踏まえて、平成26年も実施予定で、すでに参加店向けの説明会も進められており、10月からの羽島市内が一層賑わうことも期待されています。
 市役所の予算的な支援を背景に実施されている「羽島プレミアム付商品券」ですが、参加店が一層増えること、そして、参加店がこの利用期限付きの商品券をきっかけとして、積極的な販促活動を展開し、金額のプレミアム以上の価値をお客様に提供していくことに繋がれば、より大きな動きとなって、羽島市の経済が活性化していくことでしょう。なお、アンケート結果の一部は、「はしま商議所タイムズ」(平成26年4月号)に紹介されています。
(http://www.hashima-cci.or.jp/にも掲載されています)。
【参考となるポイント】
●お客様とのきっかけとしての商品券
●大型店と一般店の棲み分け
●期限付きを上手く販促策へ

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5月号より

ハイブリッドでカジュアルな新しい風が流れ出す
花・花・花フェア「Hyclad LIVE」

 毎年ゴールデンウィークの後に開催されている、関市商店街のおかみさん会「TOGETHER21」が主催する「花・花・花フェア」も、今年で16回目となりました。「花・花・花フェア」では、商店街をご利用頂いているお客様に、ゴールデンウィーク前の売出し・抽せん会とともに、ライブ・コンサートなど最先端の文化を発信し続けています。

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▲Hycladの情熱的な演奏

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▲オリジナルコーヒーとアップルパイ

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▲満席で盛り上がる会場

 今年紹介されたのは、「クラシックをハイブリッドな形でカジュアルに」というコンセプトのヴァイオリンとスパニッシュ・ギターのデュオ「Hyclad」のライブでした。伸びやかな音のヴァイオリンと、音とリズムを織りなす情熱的なスパニッシュ・ギターの組合せで、クラシックの名曲などを様々なアレンジで演奏していました。聞いたことのある曲でも全く違ったアレンジになることで、ちょっとした驚きと心地よいメロディーになり、観客を魅了していました。TOGETHER21の継続的な活動によって、関の商店街に新たな魅力を織り成し始めていることと、デュオでありながらも様々なアレンジによって、魅力的な楽曲に仕上がっていく様が、オーバーラップしているようでした。
 当日のチケットは1,500円または、フフフカード(関市商店街で利用できるスタンプカード/100円で1スタンプ押印。100個のスタンプで満点)の満点カード1枚+300円で購入できます。当日はティータイムとして、「Hyclad」オリジナルブレンドコーヒーと、マミーズ・アン・クールのアップルパイの呈茶だけでなく、カーネーション等の鉢植えのプレゼントまで付いていました。それだけの価値があるためか、100枚ものチケットも発売後すぐに完売となるという売れ行きでした。
 TOGETHER21の高井代表にお話を伺うと、「おかげさまでチケットはすぐに売り切れてしまいました。来て頂いたお客様は、いつも商店街をご利用頂いている方が中心で、商店街でお買い物をされるお客様と同様、このライブ企画もリピーターの方が多いのも事実です。商店街では、少しずつ新しい取り組みが進んでいるので、もっと新しいお客様にも来てもらいたいのですが、このライブについては期待した以上には至っていないのが課題ですね。」という言葉が聞かれました。しかし、ライブの会場となった、商店街の中にある関商工会議所のホールを見てみると、昨年より若い女性の比率が高くなっているようでした。
 また、今回の「Hyclad」のライブは、ある音楽プロデューサーからの提案により実現したもので、実はこれまでのライブも、TOGETHER21の皆さんの活動に共感した音楽や文芸の関係者からの提案の中から選ばれて実施してきました。ここ数年のライブを見てみると、従来の枠にとらわれない新しい音楽や文芸に取り組んでいる方を招聘することが多く、新しいものを積極的に取り入れていく、TOGETHER21の皆さんの考え方とも共通する部分が多く見受けられました。
 ライブの最後には、商店街で使える「フフフカード」の事務局が主催するイベント旅行などの案内や、商店街の活動などの紹介もあり、単にライブ・コンサートだけでは終わらせない仕掛けが多く組み込まれていました。
【参考となるポイント】
●熱い想いがあれば、関係者が集まってくる
●他の業界での活動を、商店街にも取り入れていく
●従来の枠にとらわれない発想で多くの気付きを

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4月号より

柳ケ瀬にスーパーカーが勢揃い
ヤナガセモーターサミット2014

 柳ヶ瀬の商店街に突然、「ヤナガセモーターサミット2014」として、欧州のメジャーなスーパーカー19台が勢揃いしました。柳ヶ瀬地域の賑わいづくりのために、岐阜県を中心に活動しているユーロ車ツーリング・クラブ「ユーロファイブ」のご協力を得て実施されたものです。

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▲親子で写真を撮る姿も

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▲ずらりと並んだスーパーカー

 柳ヶ瀬本通りと高島屋の前の広場などには、ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニ、マセラティ、フィアット、アルファロメオ、プジョー、ロータス、アウディ等の名車がずらりと並んでおり、さながら「柳ヶ瀬プレミアム輸入車ショー」のような風景でした。展示されたスーパーカーに柳ヶ瀬に来たお客様も釘付けで、親子で写真を撮ったり、運転席などを覗き込む姿なども見られました。
 このイベントを見に来たカップルにお話を伺うと、「柳ヶ瀬でこんな素晴らしい車が集まるのは珍しいですね。」「これらの車を見られるということで、久し振りに柳ヶ瀬に来ましたね。こんな車に乗れるようになりたいですね~。」と笑っていました。子供と写真を撮っていたお父さんにお話を伺うと、「珍しい車ばかりで、その前で子供の写真を撮らせてもらいました。こんなにいろんな車が集まるのは珍しいですよね。知り合いの知り合いである車のオーナーの方が協力して出展していただけたと言うことを聞きました。良い繋がりですよね。」といった話まででていました。
 このイベントには、出展していただいた車のオーナーのお知り合いの方まで駆けつけていたり、遠くは三重県や滋賀県の人までもが柳ヶ瀬に来ていました。  身近でスーパーカーを見る機会が少なくなっている昨今では、とてもユニークなイベントで、注目を集めるいい機会となっていましたが、商店街の各店舗と連動した施策が特になかったのが残念なところでした。
 ただ、商店街を一つの博物館や展示館としてみなした活用としては、ユニークな取り組みであり、スーパーカーだけでなく、様々な内容・テーマでの展開への拡がりが期待できると思われます。
【参考となるポイント】
●人づてのネットワークをフル活用
●他にない特徴あるテーマ
●商店街を博物館化

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4月号より

クリエイターとお客様とのふれあい
美殿町つくる市Vol.1

 岐阜市美殿町商店街に昨年オープンした「まちでつくるビル」を中心としたイベント「美殿町つくる市」が、前回の試験的な取り組みであったVol.0を踏まえ、正式にVol.1が開催されました。

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▲出展者とのふれあいも楽しみ

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▲ワークショップの様子

 「まちでつくるビル」の中では、各入居者のスペースでワークショップを開催し、美殿町の商店街の中では、周辺から「まちでつくるビル」に共感した、さまざまなクリエイター28名が露店出店して、ミニワークショップや相談対応に加え、制作物の販売などをしていました。
 出店していたクリエイターは、木工関連の製品から、古本、和小物、ガラスや貴金属作品、ドライフラワーなど、さまざまな分野からの参加があり、美殿町商店街の歩行者天国エリアは、盛況な「市」となっていました。「まちでつくるビル」各階でも、ヘアアレンジや寄せ植えなどのワークショップやセミナーなどが開催され、商店街の各お店でも、ものづくりに関するワークショップやイベントを開催することで、街全体が来街者のクリエイター心をくすぐっていました。商店街のフード関係者の店舗も飲食業としても参加し、まさに「つくる」と「買う」を近づける新しい形の市になっていました。近くの梅林公園の梅も満開で、梅林公園から柳ヶ瀬方面へのお客様も足を止め、いろいろなものづくりの心に触れていました。
 梅まつりから徒歩で通りかかった奥様方にお話を伺うと、「美殿町って、こんなにいろいろなクリエイターの人が集まる街になっていたんですね。いろいろとあって面白い街ですね。」と話していました。また、まちでつくるビルでワークショップに参加していた方からは、「うちの子供達が、こんなに面白く取り組んでくれる姿を久し振りに見ました。実際にものをつくる大切さを少しは感じてもらったようですね。」などといった話が聞かれました。
 「美殿町つくる市」は、まだまだ知られていないことが課題のようですが、今回のVol.1以降、定期的に開催していくことになるとのことで、美殿町をきっかけとして、より多くの人が「つくる」ことに興味を抱いていだたけるようになる事が期待されます。梅が咲き始め、人の意識も前向きに切り替わる時期もあり、商店街にものづくりのテーマを大きく掲げることに成功した美殿町商店街の、新しい動きにも注目していきたいところです。
【参考となるポイント】
●テーマに共感する人々の参画
●体験型の感動による絆づくり
●関係者の横つながりの拡大

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