◎糸かがり

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.機会による糸かがり。巻頭の折丁から順に機械的にとじられる。
とじ糸の本数は本の大きさによって増減する。とじ糸の種類には
木綿糸、ナイロン糸、合繊糸、などがある。糸の太さ(番手)加減は、
本の紙質坪料(Kg)、本文のページ数によって決める。
糸番手は40番手、60番手、70番手の4種類から選択する
とじ糸はとじ穴2ヵ所で1本とする。
◎紙の 縦目

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.抄紙のさい漉き網の上を紙料が流れた方向に沿って長く
長く断たれたものを縦目という。その反対に機会幅の方向
に長く断たれたものを横目という。紙の目を見分けるには、
用紙の端を細長く切りとり水に浮かべる。紙片はカールするが
カールの軸になった方向が目方向ということになる。
全紙寸法の長辺に繊維が平行に流れている紙を縦目(T目)、
短辺に平行に流れている紙を横目(Y目)という。
◎四つ目 綴じ
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和本の綴じ方の代表的なもので、本を綴じるときに四つ穴をあけて、
これにとじ糸を通すのでこの名がある
単に「四つ目」という
「明朝綴じ」も四つ目綴じと同じである
◎中とじ

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.製本の綴じ方のひとつ。本文を表紙と同時に丁合いしノドの
折り目部分で針金または糸で綴じる「背とじ」という呼びかたもある。
針金による中とじは、週刊誌等の作業時間が短い雑誌類、カタログ
パンフレット等商業印刷物のように比較的ページ数の少ない薄手な
もの、もしくは見開きの良いことを求められるものに多く使われる
糸による中とじは、ノートや学習帳等見開きが良く 本としての
強度が求められるものに多く適用される。絵本などの本文綴じは
ミシン糸で縫い Saddle Sewing という。
◎無線 とじ

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針金や糸等の綴じ材料を用いずに、接着剤により折丁・ヘラ帳等の背を全て
一体に接合し、
表紙も中本の背に塗布された接着剤の効果で中本と接合される
製本方式。