武藤嘉文先生 「どうなる日本のものつくり」

 平成14年9月28日(土)、金属団地組合研修センターにおいて、衆議院議員武藤嘉文先生による「どうなる日本のものつくり」と題する講演が行われました。

 主催岐阜県鋳物工業組合、共催(社)日本鋳物工業会、協賛岐阜県金属工業団地協同組合で当講演会が開催されましたのは、先生が平成12年より鋳物産業振興議員連盟の会長を務めておられる縁によるものです。当日は小雨にもかかわらず、広島・京都・静岡・三重・愛知、そして岐阜県の鋳物関係者250人が集まりました。

 まず最初に、県鋳物組合の岡本理事長から「鋳物製品は、中国から安価に大量に輸入され、国内鋳物受注に多大な影響を受けています。先生のお力をお借りしましょう。」と挨拶がありました。

 続く講演では、先生が長年考えておられる日本の経済政策の持論を展開されました。

「景気回復なくしては構造改革なし」と政府の政策を批判し、減税の必要性を強く訴えられました。例えば、 消費税を2年間だけ3%に戻す、所得税・相続税・贈与税の減税、法人に対しては技術開発・設備投資に減税する、などです。そうすれば、景気が良くなり、税収が大いに増える。また、円安に誘導するために、日銀が銀行の所有する国債を買う規模を10倍増やす。そして最後に、公正な競争が行われるように、どの企業も経済の秩序を守らなければならない、いわゆる『共生の論理』を力説されて終わりました。

 出席者からは「中国からの輸入がこれから先増えるばかりで、今後の経営が心配」という質問があり、先生は「業界の同意が必要だが、セーフガードの発動を申請したらどうか」と答えられました。その他、中小企業の資本金の問題、もっとインパクトのある政策を望む等、活発な質疑応答が行われました。

続いて、会場となった金属団地組合を代表して、高橋理事長が「当研修センターにこのように大勢の人が入ったのは初めてで、すごい熱気を感じる講演でした」と述べた後、県鋳物工業組合の鳥山副理事長が、先生への御礼と閉会の挨拶をして、無事終了しました。



金属団地ニュース No.337(10/21)掲載記事より