調査レポート
景況動向調査
各種調査
もどる
景気動向調査
 平成24年3月  (平成24年3月末調査)
 岐阜県中小企業団体中央会では、県内中小企業の現況、課題を迅速にとらえ、これらの情報を関係行政等へ提供するとともに、本会事業の活用に資することを目的に、中小企業団体情報連絡員制度(政府指定事業)を実施しております。

 当制度に基づき、県内の主要業種70組合(うち70名分の集計)に中小企業団体情報連絡員を設置し、毎月の調査報告を収集しております。

 本レポートは、その中で、県内中小企業の景況動向について取りまとめたものであります。
  〔 1 〕3月の特色
景況感DI値 9ポイント改善 〜マイナス25〜
  〔 2 〕3月の概況
  当月の景気動向を前年同月比の景況感DI値で見ると、好転12、悪化37でDI値はマイナス25となり、前月比(マイナス34)で9ポイントの改善となった。
景況感DI値がマイナス20台へと入るのは、平成19年5月末調査結果(景況感DI値マイナス27)以来、4年10カ月ぶりのこととなる。
なお、改善の要因としては、主として売上高DI値が改善していることに起因するものと推察する。
景況感が好転した業種は製材・素材生産、紙加工品、タイル、メッキ、輸送用機器、機械・工具販売、中古自動車販売、生花販売、軽運送の9業種となっており、景況感が悪化した業種は26業種となっている。

 主要な調査項目を見ていくと、売上高DI値はマイナス8で前月比8ポイントの改善、販売価格DI値はマイナス20で前月比6ポイントの悪化、収益状況DI値はマイナス34で前月比横這い、資金繰りDI値はマイナス23で前月比1ポイントの改善となった。

 コメントを見ると、製造業からは前月に引き続き、自動車、航空機関連業種を中心に“仕事(受注)量が増加”、“生産が活発化”、“業況は改善傾向”との報告が寄せられている他、当月は紙・紙加工品やプラスチック業界からも“景況感は回復基調”にあるとの報告も見られた。その一方で、原油や原材料価格が上昇している状況を捉え、“高騰分を販売価格に転嫁できず、収益は悪化”といったコメントも少なくなく、企業の収益状況は依然厳しい。
 商店街、サービス業からは、この春先の寒波などの天候要因から「消費者の動きは一層鈍く、売上はダウン(岐阜市商店街)」、「降雪の影響で、昨年より悪い状況(高山旅館)」、「気温が低いため、動きは鈍い(クリーニング)」といった内容が一部で見られた。
 建設業からは「過度の受注競争により収益悪化(土木(岐阜地区))」、「売上減少と低価格入札で経営は悪化(建築設計)」、「年度末の仕事もあまり出ていない(木製建具)」など、業況は厳しいとの報告が寄せられた。。
  主な調査項目での動向
売上高の動向は、 前年同月比で増加24、減少32でDI値はマイナス8となり、前月のマイナス16に対し、8ポイントの改善となった。
 売上高が増加した業種は17業種あり、メンズアパレル、紙加工品、プラスチック、タイル、砕石生産、メッキ、可児工業団地、輸送用機器、機械・工具販売、青果販売、中古自動車販売、生花販売、長良川畔旅館、理容・美容業、鉄構造物、電気工事、産直住宅(東白川地区)となっている。
 増加と回答したコメントには、「貼箱業者の受注量は総じて増加(紙加工品)」、「航空機関連業種は好調(可児工業団地)」、「今月は例年以上の需要で活発な動き(生花販売)」、「昨年3月の震災による宿泊減少分が回復しただけ(長良川畔旅館)」といった内容があった。
 売上が減少した業種は23業種あり、特に商店街に多い。

販売価格の動向は、前年同月比で上昇8、低下28でDI値はマイナス20となり、前月のマイナス14に対し、6ポイントの悪化となった。
販売価格が上昇した業種は6業種あり、タイル、石灰、青果販売、石油製品販売、生花販売、鉄構造物である。販売価格が低下した業種は20業種あり、特に一般機械、商店街に多い。

収益状況の動向は、前年同月比で好転10、悪化44でDI値はマイナス34となり、前月比横這いの結果となった。
収益状況が好転した業種は7業種あり、紙加工品、タイル、輸送用機器、機械・工具販売、生花販売、下呂温泉旅館、軽運送である。
 収益状況が悪化した業種は31業種あり、特に食料品、一般機械、卸売業、商店街に多い。

資金繰りの動向は、前年同月比で好転5、悪化28でDI値はマイナス23となり、前月のマイナス24に対し、1ポイントの改善となった。
資金繰りが好転した業種は4業種あり、可児工業団地、輸送用機器、生花販売、産直住宅(東白川地区)となっている。
 資金繰りが悪化した業種は20業種あった。
[景況グラフを開く]

▲ページ上へもどる