調査レポート
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景気動向調査
 平成23年7月  (平成23年7月末調査)
 岐阜県中小企業団体中央会では、県内中小企業の現況、課題を迅速にとらえ、これらの情報を関係行政等へ提供するとともに、本会事業の活用に資することを目的に、中小企業団体情報連絡員制度(政府指定事業)を実施しております。

 当制度に基づき、県内の主要業種70組合(うち69名分の集計)に中小企業団体情報連絡員を設置し、毎月の調査報告を収集しております。

 本レポートは、その中で、県内中小企業の景況動向について取りまとめたものであります。
  〔 1 〕7月の特色
◆ 景況感DI値16ポイントの改善 〜マイナス52〜
  〔 2 〕7月の概況
 当月の景気動向を前年同月比の景況感DI値で見ると、好転5、悪化57でDI値はマイナス52となり、前月のマイナス68に対し、16ポイントの改善となった。業種別で見ても製造業は前月比18ポイント、非製造業は前月比15ポイントの改善となっている。
 なお、景況感が好転した業種は鋳物、県金属工業団地、輸送用機器、機械・工具販売で、景況感が悪化した業種は前月比で8業種減り、39業種となった。

 主要な調査項目を見ていくと、売上高DI値はマイナス25で前月比16ポイントの改善、販売価格DI値はマイナス16で前月比10ポイントの改善、収益状況DI値はマイナス53で前月比12ポイントの改善、資金繰りDI値はマイナス37で前月比1ポイントの悪化となった。

 コメントを見ると、製造業からは“部材調達の正常化”、“生産活動の持ち直し”、“親会社からの仕事量増加”など、東日本大震災の影響から回復してきているとの報告が6月末調査時より多く見られた。また商業・サービス業からは、「震災以降、中古車需要が高まっている」(中古自動車販売)、「震災前の状況に戻った感がある」(大垣市商店街)、「震災による風評被害が薄れてきている」(長良川畔旅館)とのコメントがあった。
 なお、当月は円高に関する報告も多く、「円高により成約が困難な状況である」(刃物等金属製品)の他、円高の長期化によって「国産材から外材へのシフトを懸念する」(製材)、「国内旅行から海外旅行への傾きを危惧する」(長良川畔旅館)など、先行きを不安視する声も寄せられている。
  主な調査項目での動向
売上高の動向は、前年同月比で増加17、減少42でDI値はマイナス25となり、前月のマイナス41に対し、16ポイントの改善となった。
 業種別で見ると、製造業のDI値はマイナス6(前月比+23)とマイナスの値は小さくなっており、中でも自動車関係から好調であるとの回答が多い。非製造業のDI値はマイナス45(前月比+9)となっている。
 売上が増加した業種は12業種あり、銘木、東濃ひのき、タイル、生コンクリート、砂利生産、鋳物、県金属工業団地、可児工業団地、輸送用機器、機械・工具販売、家電機器販売、共同店舗(飛騨)となっている。
 売上が減少した業種は29業種あり、特に食料品、商店街、建設業に多い。

販売価格の動向は、前年同月比で上昇10、低下26でDI値はマイナス16となり、前月のマイナス26に対し、10ポイントの改善となった。販売価格DI値がマイナス10台となるのは、平成20年11月以来の2年8ヵ月ぶりとなる。販売価格の上昇回答の中には、「中古車需要の高まりで、市場価格が高騰」(中古自動車販売)とのコメントがあった他、今後の動向に「原材料価格の上昇に伴い、販売価格を値上げする方向で調整中」(タイル)などの報告もあった。
 販売価格が上昇した業種は7業種あり、縫製(既製服)、銘木、石灰、可児工業団地、水産物商業、中古自動車販売、石油製品販売となっている。
 販売価格が低下した業種は18業種あり、特に卸売業に多い。

収益状況の動向は、前年同月比で好転7、悪化60でDI値はマイナス53となり、前月のマイナス65に対し、12ポイントの改善となった。
収益状況が好転した業種は5業種あり、ニット工業、縫製(既製服)、県金属工業団地、輸送用機器、機械・工具販売である。
 収益状況が悪化した業種は41業種あり、特に食料品、窯業・土石、鉄鋼・金属、卸売業、小売業、商店街、建設業、運輸業に多い。

資金繰りの動向は、前年同月比で好転1、悪化38でDI値はマイナス37となり、前月のマイナス36に対し、1ポイントの悪化となった。
 資金繰りが好転した業種は1業種あり、輸送用機器である。
 資金繰りが悪化した業種は26業種となり、特に小売業、建設業、運輸業に多い。
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